三年前、小学校を対象にして自由律俳句講座を始めました。今では、十人の子どもたちが、自由律俳句の世界の入口にいます。講座では、自分の気持ちを句にすることのむずかしさを感じながらも、時には山頭火句碑めぐりをしたり、山頭火カルタを楽しんだりしています。
カルタに取り組むうちに、句の暗唱にチャレンジする子どもたちも多くなりました。
見たり、感じたりしたことを、素直に言葉にすることで、深く物事を見つめて、感動する心を育んでほしいと思っています。
成長する過程で、もし自由律俳句から離れたとしても、大人になった時に、ふと思い出して、また、句を作ってほしいものです。 (平成二十年夏)
| あしたは社会見学わくわくしてねむれない |
小学三年 國澤知世 |
|
シャキッと音がするかき氷
もみじの葉のお出かけひらひらひらり |
小学四年 植木結美 |
|
朝顔とあじさい 見わけのつかない兄
私の花だん きれいにさいてすぐにちる |
小学四年 篠原萌乃 |
|
私もあついけど太陽はもっとあついんだ
つらいことがあるから 小さなことが幸せ |
小学四年 藤川未奈 |
|
らんらんピアノ 指がスキップ
旅をしたい 鳥になり雲になり |
小学五年 國澤志帆 |
|
アメにたかるアリひたすらがんばる
ようやく打ったライトオーバーよゆうで走った |
小学六年 河邉智弘 |
|
川そうじ かえるがゲコゲコすずんでる
雨ふって 行く決心だけのじゅく |
小学六年 篠原貴大 |
|
つゆはたいくつ ひきこもる
夏休み つい開けてしまう冷とう庫 |
小学六年 田邉祥 |
|
夏休み のらねこのめざまし時計
あたりは霜 霜の銀世界 |
小学六年 林涼太郎 |