自由律俳句クラブ 群妙
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 そここに秋の気配を感じる今日この頃となって参りました。

 突然ですが、田中むつこ(睦子)さんの訃報をお知らせいたします。
平成二十年十月十二日 午前四時頃 眠るように亡くなられました。そのお顔は苦しみなど微塵もなく、やさしく微笑んでいらっしゃるようでした。享年 六十五歳。
 平成十二年乳癌、次にリンパ、そして子宮癌、この度は膵臓癌。もう手当ての出来ない状態でしたが、ご本人も承知されたうえで「第一回東京自由律俳句会」に出席したいとの強い希望があり、ご一緒に出席しました。病院から外出許可をもらっれのことでした。八年間の闘病生活でしたが、決して弱った表情を見せない人でした。十三日通夜、十四日正午十二時、しめやかに葬儀がとりおこなわれました。追悼句を会場に展示、学生の句を弔辞の中で読み上げました。(自由律句講座学生の部は田中むつこさんが担当)  

 むつこさんのライフスワークは「自由律俳句クラブ群妙」でした。全ての力をつぎこまれました。第四号が亡くなる直前に完成、一番に届けました。満面の笑顔で「いつまでも続けてくださいね 頼みます。」と、それが最後の言葉となりました。

  • 全国の「山頭火句碑集」を、ご主人の著書を引き継ぎ、次々と出版されました。(実は、田中さんのご主人四郎さんが平成三年に亡くなられた時、弔辞を読ませていただきました。その時、睦子さんには「次は私だから・・・・。」とお願いしておいたのですが、まさか睦子さんの弔辞を読むことになるとは想像もしていませんでした。)
  • 防府市立図書館での自由律俳句講座(大人の部・学生の部)の開設。
  • 市民文芸自由律俳句大会の設立。
  • 市広報文芸欄に「自由律俳句」の部の設立、選句委員として活躍。
  • 「防府ボランティア連絡会」設立当初からボランティア活動にも関わってこられました。(ちなみに防府ボランティア連絡会は設立二十二年目を迎えます。)
  • 平成十八年に山口県で開催された国民文化祭では、ボランティア連絡会を準備委員の一人に推薦されました。お蔭で、多くの小・中・高校生が、国民文化祭という大舞台で活躍することが出来ました。
  • 山口県で傾聴グループを立ち上げるときも「傾聴は今の時代、子どもたちからご高齢の方まで必要です。」と支援されました。
  • 「留守家庭学童保育事業」の指導員も長年にわたり携わってこられました。

 そして、最大の仕事は、「自由律俳句クラブ群妙」の総務をしていただいたことです。

 残された時間がない中で、想像を絶するほどの仕事をされました。
 むつこさんの替わりはいませんが、遺言の「群妙」を仲間と一緒に、もう少し頑張ってみようかと思っています。

 自由律俳句誌「群妙四号」に掲載された句を添えて、取り急ぎお知らせいたします。

     示す句にこどもたち「あったりまえじゃん」
     新緑は競い合い山ふくらむ
     強がりが前のめり
     即答できない人の日常が透ける
     右流れの文字が止まらない

   十月二十三日

自由律俳句クラブ群妙      
主宰  富永 鳩山     

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